News&Topics

令和7年度課題探究報告会

12月15日(月)日高町民センター集会室にて令和7年度課題探究報告会が開催されました。


1学年「日高町日高地区の魅力をPRし活性化しよう」

現状分析から、

・日高町は豊かな自然とアウトドア資源が最大の魅力である一方、人口減少や交通・商業の不便さ、特産品の弱さが課題

・具体的な課題は、人口減少、担い手不足、公共交通、娯楽施設、ドラッグストア・病院不足、冬場の店舗赤字など

・観光客を増やし地域の魅力を広く発信することが、財政改善と地域活性化の鍵になるのではないか

・今後は国立公園化を踏まえた地域活性化を検討していく

以上のことが報告されました。


1学年「日高高校をPRし、入学者を増やそう」

現状分析から、

・かつて減少傾向にあった日高高校の卒業生数は、産業学習の導入によりV字回復していること

・産業学習では、乗馬やラフティング、太鼓といった体験を通じ、チームワークや挑戦心を育むことに魅力があること、学校は新しい校舎や私服可、面接主体の入試制度などの魅力があること

・生徒の入学動機はスキーと産業学習が上位で、今後は中学校での説明会やポスター配布拡大でPRを強化する

以上のことが報告されました。


1学年「日高町のレシピを受け継ぎ広めていこう」

現状分析から、

・特産品はヤマメ(観光客に人気)、くるみ、アロニア、ヨーグルッペなど 。過去にはヤマメの生産量や手間が原因で「日高やまべふりかけ」や「ヤマだべさ」といった特産品が「消滅」した事例も分析した

・2009年から2014年にかけて開催されていた試食会では、ヤマメの甘露煮やクルミ餅などが出されていたが、資金や報告書の問題で千栄地区独自の活動となり、全体での開催はなくなった

・今後の展望として、地域住民を招待した試食会の開催や、レシピ本の作成、祭りなどでの出店を目標としている

以上のことが報告されました。


2学年「日高地域に住む高齢者のデジタル化が進んでいない」

2年間の活動を受けて

・日高地区の高齢者のデジタル化促進のため、「日高地区の高齢者を対象としたスマートフォン教室を実施することで、デジタル化が進むのではないか」という仮説のもと、2回のスマホ教室を実施した 

・スマホ教室ではLINEや「すこバス」登録方法などを個別指導し、参加者から継続を望む声が多く寄せられた

・高校の授業での教室継続、警察との詐欺予防連携、携帯会社誘致と補助金説明会開催について日高町への提案

以上のことが報告されました。


2学年「日高地域に滞在する観光客が少ない」

2年間の活動を受けて

・日高地域の観光客増加を目指し、SNSでの魅力発信とキャンプ場でイベントを実施

・現状は道内キャンプ客が多いが道外客は少ないという課題

・SNSは認知度向上に寄与したが、専門知識が必要である

・イベントは高校生が立案・運営したものの、告知不足で町外参加が少なかった

・今後はSNS担当者への研修や、イベントの早期告知・内容改善について日高町への提案

以上のことが報告されました。


 お足元の悪い中お越しいただきましたご来賓の皆様、誠にありがとうございました。実りの多い報告会となりました。